空山祖尭像(頼久寺11世)
寛永19年(1642)10月5日示寂
1幅 絹本着色
116.5×51.3
賛者 龍雲恵潜(宝福寺77世)
文政5年(1822)示寂
空山祖尭は円応禅師(寂室元光)より11世の法孫で頼久寺の住職を長年務めたのち、総社の宝福寺を中興しました。その功は大きく朝廷より紫衣(しえ)を着ることを許されたほどです。空山の没後およそ180年を経て、宝福寺の前住職龍雲恵潜が記した賛によると、兵火に遭った宝福寺が小堀遠州から100石を賜って復興し、僧が安心して修行ができるようになったのは空山和尚のおかげだそうです。