竺翁宗仙像(頼久寺15世)
享保7年(1722)9月6日示寂1幅
絹本着色
115.0×51.3
賛者 仁渓慧寛(妙心寺299世)
宝暦6年(1756)3月賛
永源寺94世で頼久寺15世、保壽寺の開祖である竺翁僊和尚大禅師の頂相です。法を嗣いだ頼久寺の龍潭和尚が京都の妙心寺住職である仁渓慧寛の下に遠くからやって来て画像に賛を求めたので仁渓が記したという。『天柱山安国頼久禅寺来由略記』には竺翁の代に備中松山藩主であった水谷(みずのや)家が改易され、頼久寺の寺田も全て没収されそうになったが、小堀遠州自筆の寄進状があったことにより没収されるのを免れたということが記されています。