天祐宗寛像(頼久寺18世)

20天祐宗寛像(頼久寺18世)

宝暦5年(1755)2月16日示寂
1幅
絹本着色
111.0×49.1
賛者 大休慧昉(宝福寺74世)
宝暦6年(1756)8月賛

賛者の大休慧昉(1715〜74)は頼久寺とはゆかりの深い総社市の宝福寺の住職で、天祐和尚が没した翌年に賛詩を賦しました。そこには、「天祐は龍譚の弟子にして円応大師(寂室元光)の法孫であり、頼久寺で坐薪し、永源寺での修行は瞬くものであった。賛を書くのは難しく、筆はなお黒いままである。ああ、この理(ことわり)の天祐和尚は尊い。宝暦6年(1756)8月 宝福寺74世大休慧昉が香を炷(とも)し身を浄めて拝賛す」とあります。