玄祥圭道像(頼久寺28世)

21玄祥圭道像(頼久寺28世)

平成元年(1989)6月5日示寂
1幅
絹本着色
114.0×45.3
賛者 篠原大雄(永源寺派管長)
平成元年(1989)10月賛

頼久寺の前住職であった玄祥圭道和尚の頂相です。永源寺派の大雄承忍管長(1939〜2011)の賛によると、和尚は法を護り、慈仁の厚い人柄であり、その温容は忘れがたいが、逝去して仏身となってしまったとあります。没後4か月を経た平成元年10月に記されたものです。

頂相は禅宗、とりわけ臨済宗においては今なお制作され続けており、相貌は本人を思い起こさせる写実的なものですが、衣服などはやや形式的に描かれるのが通例です。