COC概要

HOMECOC概要

COC事業とは

だれもが役割のある活きいきした地域の創成
本事業は、大学等が自治体と連携し、全学的に地域を志向した教育・研究・地域貢献を進める大学を支援することで、課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる、地域コミュニティの中核的存在としての大学の機能強化を図ることを目的とした事業です。平成25年度は、全国の大学・短大等から319件の申請があり、選定されたのは52件(うち私立大学は15件)でした。
本学は、岡山県高梁市・兵庫県南あわじ市の2つのキャンパスを有しており、地域と連携しながら、共通する課題を、それぞれの持つ教育・研究分野の特徴を活かすことで、単独ではなしえない「シナジー効果」を生むことによって地域課題の解決を図り、活きいきした地域社会を創成することを目的としたテーマで採択されました。

実施体制

実施体制
地域再生・活性化を推進する教育、研究、社会貢献に取り組むため、吉備国際大学では学長を中心とした「教育開発・研究推進中核センター」の下に「地域貢献推進センター」を置き、その下に、高梁、南あわじ両キャンパスに「地域連携センター」を設置した。
地域に開かれた大学として、地域の活性化に積極的に貢献していくため「産」「官」「学」「民」の協働を得て、地域と大学を結ぶ拠点となって、地域社会に貢献する活動のサポートを行う。 また、地域を志向した教育科目を支援していく。

連携地域の課題

社会的課題
急速な高齢化と生産年齢人口の減少
高梁市も南あわじ市も人口は年々減少しており、全国平均よりも老齢化率は高くなっております。これは地域経済の担い手である生産年齢人口の給食菜減少につながり、30年後はさらに半減すると言われています。若年人口の減少は経済的理由よりも、様々な社会的原因によるとすることが深刻な課題となっています。
コミュニティや絆の希薄化
高齢化や核家族化の急速な進行により、住民の連携や協力関係で課題を解決していく「地域力」が高梁市・南あわじ市双方で低下しています。地域力の低下は祭り、伝統芸能の後継者不足、独居路老人の増加をもたらし、子育て支援や障がいを抱える弱者に対する政策の後退という問題を生んでいます。
経済的課題
農業経済基盤の衰退
高梁市・南あわじ市とはともに人口減少と高齢化により基礎的産業である農業従事者は減少しており、多くの休耕田が見られるようになっています。淡路地域の1次産業は県内優秀の生産高(県内4分の1以上を占め、地域内総生産に占める割合でも6%近くと全国、全県と比べて高い比率)です。しかし、1次産業の総生産はこの20年で半減しています。
環境的課題
自然生態系の変化
高梁市・南あわじ市では、近年、シカやイノシシなどの野生動物によって森林が荒廃するだけでなく農作物に被害を及ぼすようになり、今では地域住民の生活を脅かすほどの非常事態となっています。”ヒトと自然の健全な共生関係”が全体として崩壊する危険性が危惧されています。

課題に対する取り組み

教育
教育  高齢者や障がいを持つ人たちをケアするだけでなく、地域の伝統技術や地域社会の生き方(活きる力)を学び、大学で学んだ近代科学と融合させて発展させる人材の育成に取り組んでいます。
 また、子育て支援、青少年の心理ケアなどの活動を通して、思いやりにあふれ多様な人々に共感できる感性を持つ人材の育成に取り組んでいきます
教育 新設科目
社会貢献
社会貢献  これまで、吉備国際大学の持つ保健医療福祉の専門性を活かした社会貢献や子育て支援、心のケア等の社会貢献を行ってきましたが、南あわじ志知キャンパスの地域創成農学部の専門性も合わせて積極的に地域貢献に取り組み、地域再生、活性化を推進していきます。
経済 社会
環境 全般
ページの先頭へ