地(知)の拠点整備事業の取組み内容

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教育

地域貢献ボランティア 地域貢献ボランティア
 「地域貢献ボランティア」では、「地域学概論」で学んだことを学生自身で実践する科目としています。この科目では、学生が課題ごとにグループに分かれ、その課題解決に向け、地域に出かけてボランティア活動を行うことで地域に貢献するスキルを養います。これらの科目は、学生が社会人となったときに積極的に地域貢献を行う意欲の醸成を目的としています。

取組代表者 教育関係 副学長 保積 功一
園芸療法 園芸療法
 園芸は、その活動自体が高齢者に馴染みがあり、種まきから収穫、そして調理して食べる一連の流れを比較的容易に体験できる点で、今後のリハビリテーション医療や保健福祉の領域で活用されていくことが期待されています。本取組では、園芸療法を学外実習にて、施設入所高齢者を対象に実践し、高齢者への理解、作業療法評価のスキル、社会人基礎力の育成を目的に活動しています。

取組代表者 保健医療福祉学部 作業療法学科 講師 三宅 優紀
ファーマーズマーケットや六次産業化等の調査及びコープ教育の調査 ファーマーズマーケットや六次産業化等の調査及びコープ教育の調査
 米国はじめカナダ、オーストラリア等諸外国に普及しているコープ教育(Cooperative education)について、米国や日本における先進事例の調査を行い、地域密着型のコープ教育のプログラムを充実させ、食農関連産業の発展と地域の活性化に貢献できる専門的知識と技術を備えた有為な人材の養成を目指します。
 また、地域農業の振興や農村活性化方策として近年注目を浴びているファーマーズマーケットや農業・農村の六次産業化についても、先進事例の調査を踏まえて考察し、行政、農協、農家、市民らと情報交換や意見交換をすることにより、具体的な提案を行っていきます。

取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 教授 加古 敏之
保健医療福祉領域の連携学習手法の研究 保健医療福祉領域の連携学習手法の研究
 本取組では、次の3点を目的にしています。1点目は、保健医療福祉学部(4学科:看護、理学療法、作業療法、社会福祉)で実施している合同演習授業(集中授業方式)の内容をさらに深め、また実践者やほかの連携教育手法を学び取り、改善すること、2点目は、実践者による講義やディスカッションを行い、地域における実践的観点・考えを強化すること、3点目は、本授業を学外実践者に伝達することを通じて、地域現場における連携教育への気づきの促しの機会にすることです。
 連携教育は近年急速に進んでいるものであり、地域における教育や実践者の多くが専門教育課程において具体的な連携の学びを受けずにチームケアに携わっているのが現状です。このため、本学の連携教育を把握してもらうことで、実践現場における教育方法を検討してもらう機会を本取組では提供することができます。

取組代表者 保健医療福祉学部 社会福祉学科 講師 藤嶋 由

社会貢献

質の高い保育者養成を目指した地域の未就学児子育て家庭(親子)と学生の交流に関する取組 質の高い保育者養成を目指した地域の未就学児子育て家庭(親子)と学生の交流に関する取組
 学生が大学での授業で得た理論、方法論を実際の子供とのかかわりで実践し、確認することは重要であり、実際に教育実習や保育実習で行われてきましたが、時間、環境面で不十分です。そこで、本取組では地域の未就学児子育て家庭の親子との交流事業を通して、教育効果の検証と実践的教育プログラムを検証するとともに、地域の子育て家庭に対する子育て支援の在り方についても提言し、吉備国際大学の持つリテラシーを地域社会へ還元することを目的に取り組んでいます。

取組代表者 心理学部 子ども発達教育学科 教授 栗田 喜勝
地域の担い手への心のケア支援活動 地域の担い手への心のケア支援活動
 近年、子供や若者の地域生活における発達障害や不登校引きこもり問題への対応が問題になっています。そのため、地域に出向いて望ましい支援を考える必要があり、学生に、実験室や面接室だけではなく、地域社会でいかなる心理学的支援が必要かつ可能であるかを学ぶことは、地域の担い手を心理学的にケアする専門家育成に必要不可欠です。このような点から、地域の担い手としての心のケアを心理・発達総合研究センターが実践し、地域社会貢献への意義と教育的効果を検証していきます。

取組代表者 心理学部 心理学科 教授 森井 廉幸
地域での健康教室 地域での健康教室
 超高齢社会にある日本では、地域高齢者を対象とした教室による健康寿命の延伸が非常に重要です。そこで本取組では学生と教員とが協力し合い、地域在住の高齢者を対象として「健康寿命延伸に視座した教室の開催と運営」に取り組んでいます。学生にとって、貴重な「体験の場」や「実践的な学びの場」になっています。


取組代表者 保健医療福祉学部 理学療法学科 准教授 佐藤 三矢
「地域創成生涯学習講座」の開催 「地域創成生涯学習講座」の開催
 平成27年度から、ランチタイムを講座を発展させ、さらに地域に開かれた大学として、大学と地域住民との一層の連携推進を図るべく、過去の講座で実施したアンケートを参考に地域住民の関心が高いテーマを取り上げていきます。


取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 教授 谷坂 隆俊
公開講座「まちなかゼミナール」の設置・運営による地域の活性化 公開講座「まちなかゼミナール」の設置・運営による地域の活性化
 本学と高梁市民の一層の交流と連携推進を目的に、高梁市内の「ポルカ天満屋ハピータウン」2階「市民交流センター」にて、「吉備国際大学 無料公開講座 まちなかゼミナール」を開設しました。平成28年度は全13回開講予定です。


取組代表者 アニメーション文化学部 アニメーション文化学科 教授 清水 光二
ワークシェアリング就労支援プロジェクト ワークシェアリング就労支援プロジェクト
 これまで吉備国際大学のワークシェアリング就労支援プロジェクトは、障害者と地域社会をつなげる架け橋となり、高梁地域の課題解決に貢献してきました。今後さらに、高い公共性を持つ大学の特色を活かし、作業科学に基づいた就労支援がどのように地域の障害者の働き方、満足、継続につながり、それを支える地域の就労支援関係者チームのエンパワメントにつなげていけるかを明らかにすることを目的に取り組んでいます。

取組代表者 保健医療福祉学部 作業療法学科 教授 籔脇 健司
健康寿命延伸と介護予防の質向上に寄与する健康づくりプロジェクト 健康寿命延伸と介護予防の質向上に寄与する健康づくりプロジェクト
 本取組は,高梁地域における健康寿命延伸と介護予防の質向上に寄与することを目的に、ミニデイサービスでの機能訓練や健康教育を実施し、健康づくりに貢献するとともに,地域リハビリテーション教育ならびに保健師養成教育の質的充実に資することをねらいとしています。
具体的には、①理学療法学科・作業療法学科の教員・学生による「高梁市ミニデイサービス機能訓練事業」の充実、②看護学科の教員・保健師課程履修学生による「健康寿命延伸のためのミニデイサービス」の展開とともに、ミニデイ参加者,不参加の高齢者間での特徴比較、潜在ニーズ等の基礎調査の実施を進め、高梁地域における介護予防の質的充実を目指しています。

取組代表者 保健医療福祉学部 看護学科 教授 和泉 とみ代
暮らしの中で、家庭でできる健康運動講座 暮らしの中で、家庭でできる健康運動講座
 地域住民を対象に、健康づくり・高齢者の介護予防を目的とした運動プログラムの普及、指導の必要性は広く認識されていますが、運動する環境がない、時間がない、指導者がいない、心身ともに疲労したり、体力の低下をきたしたために運動する余裕がない人が多くみられます。こんな要因を克服して地域住民が自主的に進んで運動を実践するプログラムを普及させることを取り組んでいます。

取組代表者 社会科学部 スポーツ社会学科 教授 竹内 研
高梁市の仏画ー涅槃図を中心にー悉皆調査 高梁市の仏画ー涅槃図を中心にー悉皆調査
 高梁市内にある仏教寺院に所蔵されている仏画の目録は十分整備されておらず、実際どの程度伝来しているか明らになっていません。この取組では、これらの仏画を調査し、広く公開することで、地域、社会、市民にとって有用なものとすることを目的として活動しています。


取組代表者 文化財学部 文化財修復国際協力学科 教授 守安 收

研究

淡路特産「ナルトオレンジ」の六次産業化に向けた総合研究 淡路特産「ナルトオレンジ」の六次産業化に向けた総合研究
 淡路島の固有種であるナルトオレンジは、担い手不足による栽培面積の減少、周辺環境の悪化や害獣による食害などにより、絶滅の危機にさらされています。そこで本取組では、ナルトオレンジの将来の品種育成につなげることを目的に、遺伝資源の保護や栽培状況の把握、加工品の開発など六次産業化における喫緊の課題等に取り組み、ナルトオレンジの生産量(消費量)の拡大と、それによる地域農産業の発展可能性について研究を実施します。
取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 助教 金沢 功
地域特産農作物の病害実態調査および分子マーカーを利用した病害診断法の開発 地域特産農作物の病害実態調査および分子マーカーを利用した病害診断法の開発
 レタスやたまねぎなど、南あわじ特産農作物の病害診断法として、環境への影響も少ない分子マーカーを利用した迅速で正確な病害診断法の開発が必要とされています。特にレタスビッグベイン病に重点を置き、病害の早期診断や防除に関する研究を進めることで、地域農作物ブランドの安心・安全性に貢献していきます。

取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 講師 村上 二朗
小・中・高等学校が所有する美術作品の調査及び保存修復 小・中・高等学校が所有する美術作品の調査及び保存修復
 吉備国際大学がある岡山県高梁市、兵庫県南あわじ市にある小・中・高等学校に展示されている美術品は空調など設備がないところに設置されているため、汚れや傷がついており修復困難の状態となっています。そこで、本取組では、各学校の美術品を調査し、吉備国際大学の教員、学生の手で修復し、返却することで、美術品が修復されたことにとどまらず、物を大切にするという学校教育にもつながるように取り組んでいます。

取組代表者 文化財学部 文化財修復国際協力学科 教授 大原 秀行
野菜とイネを中心とした高度病害抵抗性品種の開発 野菜とイネを中心とした高度病害抵抗性品種の開発
 イネはわが国の主要作物であり、世界においてもトウモロコシやコムギとともに世界三大穀物の一つです。海外では細長く、パサパサしたインディカ米が一般的に食べられているのに対し、わが国ではジャポニカ米という世界的にも少数派のイネを栽培しています。インディカ品種と比べると、ジャポニカ品種は初期生育が遅いことから、これらの品種間で発達速度に違いがあると考えられていますが、それが遺伝的にどのように制御されているのかはほとんどわかっていません。本研究ではこのような制御にかかわる遺伝子を明らかにすることで、イネの進化の過程でジャポニカ品種とインディカ品種がどのように分化していったのかを解明します。

取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 講師 吉川 貴徳
地域の特徴のある農水産物生産の再活性化と消費促進 地域の特徴のある農水産物生産の再活性化と消費促進
 南あわじ産の野菜・果物は健康維持に好ましい機能性を有することがわかっています。定期的な講演を通じてその理解を広め、農家の生産意欲と消費促進を進めていきます。
 また、イノブタはかつては南あわじの特産物でしたが、近年は野生化して南あわじの農業に獣害を与えています。そこで、学生狩猟グループに猟師のイノブタ捕獲の補助や肉の加工、新製品の試作に携わらせることで、食肉産業の復活と、狩猟生産、加工、販売の六次産業化も目指します。

取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 教授 金沢 和樹
地域ブランド食品加工創作研究 地域ブランド食品加工創作研究
 政府の「日本再興戦略」としては、農林水産業の成長産業化を重要な柱として、今後六次産業化などにより、農業・農村全体地域の所得を倍増させる目標を掲げています。これをうけて本取組では、「世界をひきつける地域資源ブランドを成長の糧とする誇り高い地域創成」の研究を目的として、「淡路環境未来構想」の推進や食のブランド化に向けた実現の発信を行います。

取組代表者 地域創成農学部 地域創成農学科 教授 生駒 正文
「地元農作物と植物保護法」に関するセミナーの開催 「地元農作物と植物保護法」に関するセミナーの開催
 植物クリニックセンターでは、淡路の農作物の病害発生の状況や、病害防除に関する教育研究成果の報告の場として、毎年、植物保護シンポジウムを開催しております。さらに、病害防除の技術と体制の一層の充実を図るため、全国の植物防疫関係者とともに植物病院の機能強化を目指しております。

取組代表者 学長 眞山 滋志
農作業従事別にみる要介護状態化予防の効果判定 農作業従事別にみる要介護状態化予防の効果判定
 地域高齢者に行われている要介護状態予防について、農作業従事による予防効果をリハビリテーションのサービスニーズ等の変化から検証することに取り組んでいます。


取組代表者 保健医療福祉学部 理学療法学科 教授 原田 和宏
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