令和6年10月30日(水)、南あわじ志知キャンパスにおいて、地域創成生涯学習講座「作物改良の過去/現在/未来」を開催しました。農学部 地域創成農学科の桧原先生より、作物の品種改良の歴史についてお話していただきました。
約1万年前に始まる農耕生活、トウモロコシやイネの祖先野生種は現在の我々がよく知るものと全く異なる大きさと性質を持っていました。実が小さい、倒れやすい、寒さに弱いなど、栽培するには不都合なものです。これをいかにして、変化させてきたのか。栽培しやすい性質の作物を選別して代を重ねていくという数年単位の積み重ね、自然にない交配を可能にした遺伝子組み換え、さらにゲノム編集から続く未来の夢のような育種(品種改良)にまで話が及びました。具体例として、お米の品種のコシヒカリ、青いバラ、無花粉スギなどが出て、参加者の方からは「勉強になりました」「有意義な時間でした」とのご感想をいただきました。
次回は今年度の地域創成生涯学習講座の最終回、第5回です。11月6日(水)10時30分~11時30分 「なぜ、植物工場産?」を開催予定です。
お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。