令和6年11月6日(水)、南あわじ志知キャンパスにおいて、地域創成生涯学習講座「なぜ、植物工場産?」を開催しました。
 農学部 地域創成農学科の許先生より、日本の農業が今まさに直面している課題:農業従事者の高齢化、新規就農者の少なさ、農地面積の減少、温暖化に伴う栽培地の激変などを最初に確認し、その上で、植物工場がこれからの農業にとってどのような意味を持つのかをお話ししていただきました。
 特に身近な例ではビニールハウスやガラス温室が植物工場です。また、より工場という言葉のイメージに沿うのが完全人工光型植物工場です。名前の通り、人工照明を使い、閉鎖した環境で植物を育てます。外の影響を受けにくい、均一な品質を保てる等の長所、初期投資の費用がかかるという短所を紹介し、短所を解消するための補助金の利用や観光資源として収入を増やす方法などを成功例と共に紹介ししました。
 10~15℃での作物栽培は可能か、露地栽培との栄養価や味の違いについて質問も出て、これからの農業についてのテーマで興味深かったとの感想をいただきました。

 
 今年度の地域創成生涯学習講座は今回で終了となります。
 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 来年度も開催予定ですので、よろしくお願いいたします。