「子どもの貧困」がここ10年ほどの間ににわかに注目されてきました。発達期に被った「貧困」は、その者の生涯にわたり影響を及ぼし続け、その影響は、現在だけではなく未来にまで影を落とします。

また「貧困」は経済的な意味のみならず、「精神的貧困」をも意味するとされ、この場合の「貧困」には、人間関係の希薄さによる社会経験の不足や、親子関係での愛情不足も含まれます。これらの問題も、人格形成の未発達な状態や、さらには自我の形成にゆがみが生じる状態を引き起こします。こういった点からも、私たちの社会は、貧困状態にある子どもたちを救うべく、さまざまな対応を検討する必要があります。

岡山の地で様々な「子どもの貧困」問題に取り組んでおられる方々をお招きし、講演・シンポジウムを企画しました。皆さんとともに、今日の「子どもの生活」における「貧困問題」を広範な視点から考える機会となることを願っています。

 

 

日 時:平成29年7月4日(火)13:30~16:40

会 場:高梁キャンパス 国際交流会館2階大ホール

南あわじ志知キャンパス C棟 3階 大講義室 (テレビ会議システムにて中継)

 

問い合わせ先:吉備国際大学 地域連携センター TEL:0866-22-9050